なにかがある

 

 

「何があるんだ」

 

 

三戸町を知ろうとホームページを見た、率直な感想だった。

 

 

猫っぽい名前の見やすいレイアウトのページには、いきなり沢山の空き家情報が載っていた。少しの好奇心で開くにはパンチが強すぎる。まだそんな情報まで求めていない。

公式HPは「THE 市町村のページ」と言った趣で、押し寄せてくるゴシック体に好奇心がビシビシと削がれていくのを感じた。

それでも、知らないものについて書くことは出来ない。せめて知識だけでもと思い、全体に目を通した。税金や各課のページも一応見た。見る必要がなかった。

 

その上で、上記の感想が生まれた。

 

 

 

 

三戸という地名も初めて聞いた。初見では読めない地名だ。この企画がなければ一生読めないままだっただろう。

「三戸町の見どころ」ページを見ると、7つ、観光名所っぽいものが載っていた。城みたいな写真もあった。よく見たら3つは祭で使っていたので、4つだった。

そして城を除くと公民館と橋と神社だったので、見どころ、だけでは行く理由にはなりにくいだろうと感じた。

グルメのページには知らない食べ物が沢山載っていた。リンゴくらいしか味の想像はつかない。どういう味の食べ物なのか。見てみると基本的に全て粉を練って作られていた。不安だ。

 

 

 

田舎と縁のない暮らしを送って来た僕が、ホームページから魅力を伝えるのは無理だ。

そもそもホームページに「『なんにもない』という人もいます。」と書いてあった。なんて事をホームページに書くんだと思うが、「なんにもない」とは思えなかった。

 

当然、まだ「なんでもある」とも思えていないが、「なにかがある」そう思った。

と、言うよりは、気になるのだ。この町が。

田舎のイメージを消し去るくらいにブログやホームページがしっかりしてることにまず驚く。文章もボディコピーの技術が使われている。住民が減っていっている町の感じではない。体験住宅も珍しい。そもそも体験記事のコンクールなんて珍しい事をしている時点で、面白い。商品の大量のにんにくも気になる。どうしてこんなに。

 

 

 

僕は来月、会社を辞める。

5月から働く事は決まっているが、それまでに出来ることは全部試してみたい。

現在、ライターの仕事を「オモコロ」で頂いている。毎月記事の企画を考えて、面白ければOKという仕事だ。書かせて頂いたキッカケも、「”面白い”を見つける力」を評価して頂いてのことだった。

フリーの強みとして、記事の顔出しも問題なく行え、長めの滞在が可能である。それは自分の得意とする、「面白いもの」を見つける確率が高まる事を意味する。

 

 

 

「なんにもない」と言った人は、見つけようとしなかったのではないか。

 

何があるのか。小麦粉を練ったものはどんな味がするのか。城はどのくらいのものなのか。空気は、水は、野菜は、美味しいのか。どんな人が暮らしているのか。商店街にはどんなお店があるのか。どんな看板があるのか。都会とはどう違うのか。何が流行っているのか。Softbankの電波は入るのか。Wi-fiの回線は何だろう、Bフレッツか。コンビニは何があるのか。そもそもあるのか。どれだけ歩くのか。人とはすれ違うのか。どういう風に暮らせるのか。四季はどうなるのか。どんな記事が書けるだろうか。

 

 

 

「……何があるんだ!」

 

好奇心が止まらない。絶対に三戸町の面白いところ、見つけられる。

 

だから、三戸町に行ってみたい。

 

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