大切な思い出の土地。しっとりした町の魅力を伝えます

八戸で育ち、八戸を離れてもう30年が経ってしまった。
旅の仕事を中心に、編集、プロモーション・商品企画など様々な経験をしたけれど、いつも根っこにある、生涯かけてやりたいことは今も昔もただ一つ、「目立たない地域の魅力を伝える」こと。
日本全国、どの地域にも歴史があって先人が残してくれた文化と知恵がある。そして人々の小さな営みにこそ価値がある。それを見出して、伝えたい。

これがライフワークとなったのは、南部地方で育ったからだと思う。
八戸のことを「海もあって、こんなに自然もあって文化も独特で愉しいまちなのに、なんでもっと宣伝しないんだろう」と子供ながらに悶々としたのが原点にある。遠足や家族で時折訪れる周辺の町も同じ。バスの窓から見えるサクランボやリンゴの風景と、その奥に広がる私の知らない世界に、ワクワクしたものだ。大人になったら、窓から見える景色の奥のことを知って、見つけて伝えたいと。

あれから相当の年月が経ってしまったが、ここ数年、仕事として地域の価値を再発見し、伝えることがやっとできるようになった。
頭をかすめるのは青森のこと。経験値を積んだ今のうちに、改めて青森の魅力を再発見して伝えられたら。

だから今年の夏休みは”青森再発見の旅”に費やし取材、その結果を「あおもりっていいなあ」という県サイトに連載させていただいた。

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【ココイコあおもり】あおもり再発見の旅⑤フランスみたいな弘前で建築巡り

その旅の途中で、何十年ぶりかに三戸の町を通った。
町の風景に、あっ!と声を上げてしまった。三戸ってこんな素敵な町だっけ?
他の周辺の町とは明らかに違う、しっとりとした風情ある町の佇まい。昔からの和菓子屋さんや美味しそうな食堂、伝統を伝えるお店があることがプンプン漂ってくる。そういえば城下町。歴史ある町だからこその情緒。

そういえば、城山公園の桜って綺麗だったなあ、遠足で行って桜の下でみんなでおにぎりを食べたなあ。脳裏に思い出す光景は幸せそのもの。

佐瀧別邸も見える。弘前で観た洋館を堀江組の建築。こんなものが作られていたなんて、三戸は文化度も高いに違いない。

興奮して案内していただいた聞けば、三戸はソウルフードも魅力的だという。
「加藤パン」は粒餡が入ったあんパンに、更にこし餡を付けている二重パン?これは三戸の人じゃなくても惹かれる。それにフジテレビのアナウンサー「カトパン」に差し入れしたって本当?
「きんかもち」も惹かれる。粉文化圏ならではだけれど、黒砂糖やみそ、黒ゴマ、木の実などを混ぜた「あん」を、小麦でくるむなんて上品。

それに「つつけ」というのも、ひっつみのようだけれど、カラフルでインスタ映え、ほっこりした料理で女子受けしそう。

南部の粉ものでも三戸は格上というか、品がありそう。粉文化をテーマに、町歩きも良いかも。

それに、りんごはどう切り取っても女性にはキュンとするものなのに、小さな小さなリンゴ「ミニふじ」があるらしい!
歴史と文化がある町だから、他にもきっと、特に若い女性にはたまらないものがたくさんあるはず。
三戸は、まさに目立ってないけれど、魅力が詰まっていそうな地域。
今こそ、ずっと見れなかった「奥に広がる未知の世界」を知って、価値を見出して、魅力をたくさんの人に伝えたい。
おにぎりを頬張った楽しい思い出の場所に、恩返しができたら。

だから、三戸町に行ってみたい。

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