消えた秋を探しています。

都会の秋はどこかに隠されてしまった。

東京に生まれて東京に育った。
もうすぐカサカサに乾いた冬がやってくる。

転職した新しい職場はつまらない、わけではない。
だけど単調だ。
最近は緊張の糸が切れたのか毎日怠くて、昼休みにマッサージの検索ばかりしている。
24時間スマホの通知音がうるさくて耳鳴りが止まらない。

思い切ってどこか新しい場所に行きたいな。
うるさくないところ、シンと静まり返ったところがいい。
音のしないところ――
雪がいっぱい振るところがいいな。

今日の昼休みはコンビニのおにぎりを食べながら、「田舎暮らし」「北国」「雪」で検索をしてみた。

「田舎暮らしを応援します。」

…青森県三戸町移住定住促進ポータルサイト。おでんにゃさいと。
そのサイトのある一文が私の目に留まった。

「――他の土地で生活し、三戸町に戻ってくると、ここはとりわけ四季がはっきりとしていることに気がつきます。
1日のうちの寒暖差が大きいのも三戸の特徴です。
この寒暖差がうまい果物、うまい野菜をつくらせてくれる。
三戸産のりんごや、さくらんぼや、トマトや、ピーマンや、にんにくや、ピーマンや、いろいろな作物――
三戸町の旬。こちらで見つけてくださいね。」

「三戸町」には変化がある。

その町には私の日常にはないものがあるらしい。
三戸町を旅して、季節のグラデーションをこの目で見てみたい。
夏と冬の厳しさを耐え抜いてきた作物を頂いて生命を実感したい。

そして、今まさに変わろうとしている町に行ってみたい。

行こうかな。

決心したら毎日の悩みだった耳鳴りがやんだ。
新しい町で、新しい何かに出会うために――

だから、三戸町に行ってみたい。

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