「誰か」に伝えたい三戸町

生粋の関西人の私にとって、青森といえば本州最果ての地、リンゴと津軽海峡と…あと何があったか思い出すのも難しい見知らぬ地であった。
そんな中、Twitterのタイムラインに流れてきた「三戸町旅ライティングコンテスト2017」のリツイートに何か不思議な縁を感じ、思い切って参加してみることにした。

ネットで調べてみると、どこか懐かしい感じのする日本の地方…のような印象を感じる。現地に行けば、そこは山と川に囲まれた原風景のような情景が広がっているのだろう。
その一方「三戸町公式ホームページ」は、モバイルでも見やすいように整理されており、自治体公式ページのお硬い印象はなく、何か、ほっとする感じだ。
「三戸町おんでんニャさいと」は、移住予定の人に向けたWebサイトだという。地元の人材募集の他、オンラインの仕事もできるようコワーキングスペースも整えられている。
住まいの情報も充実しており、移住体験のお試し住宅まであるという。広い敷地を十分に使った家屋がリノベーションされ、のびのびと住み心地良さげでははないか。

地方の若者が都会に出るのは地元に職が無いから、と言われている。
そんな中、三戸町は移住しようとする人への「住む」「働く」ことへの不安に対して、地元が一丸となって協力し受け入れる仕組みを整えているのが垣間見られる。

そしてこの旅ライターの募集である。とにかく若い人に興味をもってもらおう、という思いが溢れている。
地方が疲弊していると言われる昨今、三戸町は何が違うのか。
おそらくは…三戸町での暮らしを大切にしている人々の気持ちではないか。
三戸町で一緒に暮らそうよ…と呼びかけられているような、仲間を受け入れる緩い繋がりと、懐の大きさが感じられるのだ。

そんな三戸町とは、どんな土地なんだろう。どのような人が暮らしているのだろう。

私のような旅に憑かれた人間が、世の中にお役になてる事はないか。「旅の記録」ではなく、旅の楽しさを共有できるコンテンツを作れないか。

三戸町をまだ知らない「誰か」。
三戸町が気になる「誰か」。
そんな「誰か」に、旅の楽しさと三戸町の魅力を伝えたい。

そして…もし、万が一の話である。
私の記事を切掛に「誰か」が三戸町に移住し、三戸町での暮らしをはじめて幸せになれば…。
その時、私は世界一幸せな旅人になれるだろう。

私はこの秋、10年間勤めた会社の広報部署を退職し、子育てのため妻の地元にIターンを予定している。
妻の地元でWeb制作系なんでも屋として活動しようと、あくせく準備する毎日である。

会社勤めの頃、私に求められた仕事は、商品の特設サイト作成し、SNSを運用し、ファンをつくる。そうして「商品を売る」という目的を達成させることであった。しかし一方で、自分が作ったページを誰かに見てもらい、楽しんでもらう…というのが、純粋に私のモチベーションとなっていた。
Webサイトの感想をもらった時は、心からデザイナーやっていてよかった、と思ったものだった。

この旅ライターの募集も、私の会社員から一人のコンテンツクリエイターへの旅立ちと重なる不思議な縁を、(勝手に)感じてしまっていたのだ。

「誰か」に、三戸町を伝えに。
地方での生き方を探るチャンスとして。
私自身のチャレンジとして。
そして、まだ見ぬ11匹の猫との出会いを夢見て。

だから、三戸町に行ってみたい。

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