【青森】地産地消のにんにく料理専門店で爆発するうまみと、その下準備としての公衆温泉

青森県は三戸町にやってきた。三戸は「さんのへ」と読む。

東京のそれなりに都心に住むぼくの家から三戸町まで、ドアtoドアで4時間と少し。下手したらアニメをワンクール見終えてしまえる長さだ。遠い。

そしてむちゃくちゃ寒い。11月半ばにもかかわらず、到着した日の最低気温はマイナス3.5度。すぐにカバンから5年選手のパタゴニアのダウンを取りだし、着込んだ。

この町は、あの『11ぴきのねこ』を描いた馬場のぼるさんのふるさとだ。町内には、美容院にも電気屋にも酒屋にも民家にも郵便局にも、ところ構わずこの青いねこがいる。正直言ってかわいい。

ちなみに「あの」と書いたが、実はぼくはこの作品のことをこの町に来るまで知らなかった。あまり絵本を読まない子どもだったのだ。「あの」という表記を見て、「知らねーよ」と思ったあなた、大丈夫です。この記事にはこれ以降、ねこは出てきません。

着くまでに、タクシーを呼んでおくこと

さて観光である。今回ぼくは、何かを見るためでも体験するためでもなく、ただ「食べる」ためにここに来た。目当てのものはもう決まっている。

最初に大事なことをお伝えしておくと、三戸町では「移動手段」が何より重要だ。いや、三戸町に限らず地方のクルマ移動を前提に設計された都市において、電車で来た徒歩観光客の存在はほぼ無視されていると言っていい(ぼくの生まれた滋賀県もそう)。

もちろん、「バス」という手段がないこともないが、30分刻みで来たらいい方なので、移動が制限されまくる。急に催して1本見送ったらその日の計画はおじゃんである。

今回、三戸町に3日間滞在したが、180センチとまあまあの巨体を折り曲げ、20インチの折りたたみ自転車で移動していた2日間と、気力・体力の限界を感じてタクシーをチャーターした最終日とでは、満足度がまったく違った。三戸駅にはレンタカーを貸してくれる施設もないので、到着時間に合わせてタクシーを呼んでおくことを強くおすすめする。

ちなみにぼくは、三戸タクシーにお世話になった。0179-22-2241に電話すれば丁寧に対応してくれる。

道の駅にあるりんごの種類がえぐい

無事タクシーに乗れたら、最初の目的地として「道の駅へ」と伝えよう。10分も経たないうちに、「道の駅さんのへ」に着く。

ここで買うべきものはひとつ。りんごだ。

めちゃくちゃうまそうなりんごが、東京の半額以下で買える。

しかも、ちょっとよくわからないぐらい種類がある。

この写真に写っている果物・野菜っぽく見えるものはすべてりんごである。

同じ品種でも、生産者別に置いてあったりするからもう選ぶ基準がわからない。

果肉がどうとか酸味がどうとか書いてあってワインのようである。

3種類ぐらいを買って食べ比べてみたが、どれもめちゃくちゃおいしかった。

町の温泉でダラダラする

りんごで小腹を満たしたら、続いて「こま温泉」へ。お風呂で長旅の疲れを落とそう。ここもまた、タクシーなら5分もかからない距離だ。ちなみに20インチの折りたたみ自転車だと、立ちこぎで汗ばんで15分かかる。石油万歳。

国道沿いにある、温泉公衆浴場だ。450円の入浴料で、電気風呂・ジャグジー・サウナまで堪能できる。

浴場内に石鹸・シャンプー・リンスなどの用意はないので、持参するか、カウンターで売ってるものを買うのがおすすめ。日中であれば休日でもガラガラなので、ゆっくり入れる。

あがったら、この環境でダラダラするのだ。アイスもビールもある。好きなだけぐーたらしよう。

 

さあ、次はいよいよクライマックスだ。今度は徒歩で移動する。

うまみのデンプシーロール。地産地消のにんにく料理専門店

今回の旅の目的地であるにんにく料理の専門店「だるま食堂」は、こま温泉のすぐ隣にある。りんごで有名な青森県だが、にんにくの生産量もすごい。国産にんにくの70%が青森で作られているのだ。その自慢のにんにくを使った料理を出すのが、このお店なのである。

店主の吉田さんは、あなたがこの写真から想像した、そのままの性格の人と思っていい。ちょっとファンキーでやさしくて、料理がうまい。

一番の人気メニューであるギョーザ。にんにくの効いた、濃いめの味付けがビールに合いまくる。温泉上がりの身体に沁みる。

個人的一位はこの、タコの唐揚げ。新鮮なタコと一緒に揚げられたほくほくのにんにくがたまらない。ビールおかわり。

特別にと、吉田さんが揚げたてのにんにくチップを見せてくれた。ちょっとつまませてもらったがこれもやばい。スーパーで売ってるやつとは、香りもうまみも段違いだ。び、ビール……おかわり……!!

他にも試したいメニューがたくさんあったが、あいにくの一人旅。胃袋には限界がある。〆は、にんにく味噌につけた豚カツににんにくたっぷりのルーをかけ、さらに自家製にんにくチップをかけたこのカレーだ。こんなんおいしいに決まってるじゃないか。もう何も言うことはない……。

りんご・温泉・にんにく

りんご、温泉、にんにく……。単体でも充分な幸福をもたらすこれらをまとめて味わえるのが三戸である。

日帰りでも十二分に楽しめるこの町、青森への旅行の途中で立ち寄ってみるのも一興ではないだろうか。

  • : 著作権の譲渡に同意します
  • : 30代
  • : 男性
  • : 東京都
  • : 3日間
  • : 新幹線| 電車
  • : 上野駅
  • : 4時間
  • : 3万円
  • : 自転車| 徒歩・バス

年齢: 30代

性別: 男性

Facebook
Twitter
Instagram
WebSite

滞在日数: 3日間

出発地(都道府県): 東京都

三戸町までの移動手段:新幹線| 電車

三戸町までの移動時間: 4時間

三戸町までの往復移動交通費: 3万円

新幹線乗車に利用した駅:上野駅

三戸町内での移動手段:自転車| 徒歩・バス

「三戸町に行ってみたい!」と思ったら記事をいいね!&シェア!