三戸町には宿がない、でも、もっといいものがあった!!!
今回ねこぜが泊めていただいた「三戸町お試し暮らし住宅」は実に快適だった。
三戸町への移住を希望する人、または検討している人が使うための住宅だそう。
移住体験の拠点として、1週間〜1ヶ月間の滞在であれば無料で使えるときいたけど、
中心商店街にも近いし、三戸町の観光にもとても便利。
Wi-Fi無料、光熱費無料、駐車場完備。
きたらすぐに使える家電と床暖房も完備。
お布団だけ持参するかレンタルするなんて最高。
なにより、玄関を入ってすぐ、自転車をおけるスペースがあったのが嬉しい。
モフモフを4つくらい置けそう。
ここに泊まるだけでもテンションがあがるな!
ここで自転車合宿したい!
もうすこし短期間から、観光目的で使えたら!!!

1日目はすることがないので、三戸町のアットホームな居酒屋「福寿」でお酒をのんでました。

オーダーは紙にかいて渡すシステム。

「さきいか天婦羅」(390円)

「イカ餃子」(460円)
どっちもおいしかった…!また食べたい!!!
酔っ払いにまじって、カウンターに座って、お皿をふいてるおばあちゃんがいて目がはなせなかった。
年季の入った常連さんかと思ったら、お店の方でした…。とてもアットホームで良いお店。
★居酒屋 福寿
青森県三戸郡三戸町二日町51-3
営業時間・定休日 不明
0179-22-1410
1泊目は一日雨がふったりやんだりで、ほとんどモフモフに乗れず…(笑)
モフモフを袋から取り出して組み立てたり、
ためしに乗ってみたらブレーキがきかなくてあせったり、
疲れ切って仮眠してたら、あっというまに時間がすぎていったのであった…
三戸町に来るまでの長い道のりに必死すぎて、来てからのことはノープランだった。
ノープランな旅、大好き。
でも、あっという間に滞在期間がすぎてしまいそうでこわい。
「はあ〜〜〜つらいよおおお」
ねこぜの叫びが頂点に達し、八甲田山を越え、ついには津軽まで届いた。
翌日、ねこぜの友人・うさちゃんが自分のロードバイクを持って、車でかけつけてくれることになった。
うさちゃんは、ねこぜにロードバイクの楽しさを教えてくれた人物だった。
翌日は、うさちゃんと自転車でブラブラ。
人数は増えても、ノープランな旅、大好き。
ねこに情熱を注ぎすぎている人物を発見!
三戸町といえば、絵本「11ぴきのねこ」の作者で、手塚治虫の親友としても知られる漫画家
馬場のぼるさんの出身地でもある。
私は偶然にも青い猫なので、馬場のぼるさんの描く青い猫にシンパシー感じまくりだ。
生きていたら絶対にお会いしたかった。
今回、「11ぴきのねこ」ではないけれど、三戸町で12ひき目のねこをみつけた。

自転車でうろついていたら、
うさちゃんがこの鳥居が気になるというので、階段をあがってみたのです。





次第に、いや〜な予感がしてきたんですが、
すこしだけ、神社の様子をみてみることにしました。


やばそうな雰囲気がプンプン。
階段を上がるまえには気づかなかったけど、みるからに怪しげな神社だ。

ここまできたら、参拝者がいて安心。


三戸大神宮のイメージキャラクター「みこにゃん…?」はじめてきいたな〜。
こちらの神社の禰宜(ねぎ)、山崎さん。
みこにゃんは、山崎さんの夢枕に現れたオッドアイの三毛猫と巫女を組み合わせたキャラだそうで…
みこにゃんの御朱印目当てに県内外からの参拝者も多いという。
いつの間にか、山崎さんからみこにゃんの解説がはじまっていた。

中には、八戸市の三社大祭山車絵師・夏坂和良さんにつくってもらった人形もあった。
オッドアイの猫…神秘的だ。けど、キャラ化したときにオッドアイではなくなったようだ。


みこにゃんのイラストをたくさん紹介してくれた。

この金髪の子は、イギリス・ロンドン出身の猫の妖精らしい。
「先日までこの子の名前を募集をしていて、締め切りをすぎてもまだ応募がいっぱいきています。…どうでしょう?」

山崎さんが考えたキャラのようなので、なぜロンドン出身の設定なのか聞くと、
「私がデヴィッドボウイとか、ビートルズのファンなんです…。グラムロック系はあっちが発祥なので…いかがでしょう?」
いかがでしょう?といわれても、夢枕にたった猫(みこにゃん)から飛躍しすぎてて、さりげなくまちおこし的なものに自分の趣味をぶっこんでますね〜、としか言えない!
こういうところが青森らしくて好きだ。
でも、この人形は繊細な特殊発泡スチロールでできているので、外には出せないそう。
神聖なものなので、人形を作る際に、水をかぶって体を清めてから制作にあたってくれていたそう。
山崎さん「これをカーネルサンダースみたいな丈夫な素材にしたいんです。みなさんにさわっていただきたいんですよ〜…いかがでしょう?」
カーネルサンダース…。ついに神聖なイメージはゼロになってしまった。

キャラをつかってお守りや御朱印帳もつくっているそうで、「どうでしょう?いいでしょう?」と見せてくれた。
それよりも、ねこぜはなんで神社のまわりに点々と変な置物があるのかきいてみた。
山崎さん「いや〜みなさんが置いて行っちゃうんですよ〜」
あんなに大量に置いていくわけないだろ!!とツッコミたかったけど、
ここは「どうでしょう?いいでしょう?」と言わなかったし、そっけなかった(笑)。

そして、山崎さんは参拝者に呼ばれると、うれしそうにスキップしていった。
人生、楽しくてしょうがない、という感じだった。かなり奇天烈な人物だった。
11ぴきのねこにつぐ猫キャラ・みこにゃんのお友達はまだまだ増えそうな気がする…。
★三戸大神宮
青森県三戸郡三戸町同心町諏訪内43
0179-22-2501
お口直しに…
八戸市や三戸町などの南部地方といえば「せんべい」にかける情熱がすごい。
ブログ読者に教えていただいた小山田煎餅店によってみたら、
南部せんべいよりも、モチモチしているせんべい「てんぽせんべい」が売っていた。
1つ12円〜70円。
サイズや厚みが違うようだけど、素人目にはなにが違うのかよくわからない。
お店の中も真っ白だけど、おつりも真っ白でふきだしてしまった。
持ち帰ろうとしたら大変なことになった。ぜんぶくっついてしまうんだ。
このまま食べてみたら、未完成なせんべいという感じ。
あとで調べてみたら名前の意味は「焼きが足りていないせんべい」のことらしい。
それに、常連らしき主婦の注文に驚いた。
主婦「100枚ちょうだい〜」
(ええ!?いま100枚っていった!?100枚!?)
なんに使うの!? 業務用? 鍋とかにいれるのかな? 気になったけど聞きそびれてしまった。
せんべいの切れっ端=「耳」のファンもいるくらい、南部のせんべい文化はアツイ。
なんと!ここまででタイムアウト!!!!
鍵のひきわたしがあったり、宿の移動時間があったため、
自転車で移動する時間がなくなってしまいました…。
モフモフの登場時間、約30分。(笑)
なので、ここからは車で…。
おとなりの新郷村、南部町もあつかった…!
新郷村のキリストの墓は相変わらず方向性を見失っているところが良い。
★キリストの里伝承館
青森県三戸郡新郷村大字戸来字野月33-1
9時~17時 開館
水曜休館 ※夏休み期間中は無休
冬季休館
0178-78-3741 (冬季の問合せ先 新郷村ふるさと活性化公社 0178-78-2511)
あんこにうるさいねこぜが大喜びしたお店。
あんぱんと牛乳の組み合わせが最高だ。

んも〜〜〜〜!! さりげなくサイクルスタンド(?)があるじゃない!!
雨だから車で送ってもらったけれど、 こういうところこそモフモフと来たかった!!
★きたむら茶屋&殿さまあんぱん店(南部町)
青森県三戸郡南部町福田字間ノ原43
火曜定休
0178-20-9115
しょっぱくて良い温泉。
こっちも車で送ってもらったけど、モフモフときたい!!!
★古町温泉(南部町)
青森県三戸郡南部町大字小向字古町11-4
日帰り入浴 10時〜22時営業
0179-22-2761
こっちも車で行ってしまった…。モフモフ!!!
★レストラン&喫茶めぐ(南部町)
三戸郡南部町大字沖田面字土城後27
11:00~21:30営業
木曜定休

裏切りまくってごめんよ、モフモフ…!!!
(今回は車でしか行けなかったけど)
三戸町から新郷村にいく山道に興奮!!!
三戸町には坂道がある。だから、ロードバイクに向いている!!!
次こそはモフモフと行きたい!

ただし、クマがでるらしい。三戸町の役場の方にクマの話をしたら、
「町のひともクマに会ったことないので、会えたらラッキーですよ〜」といっていた。
でも、決定的な証拠をみつけてしまった。
いる…。絶対にいる…。
理想と現実…全然ちがったけど、こんなに充実した旅ははじめてだった!!!!
ありがとう。三戸町。